5.0
間違いなく心震わされる感動作です!
映画化を機に 背中を押され 全て読んでみました
この作品の素晴らしいところは
誰にでもやり直したい後悔があり
もしも その後悔をやり直せるなら…と
自分の望みや 期待も重ねながら
読めるところにあります
もしも 過去を変えたなら どういう未来が
待っているのか。。
必然的に先が気になり 感情移入を せざるを得なくなる。。
つまり “ 読ませるパワー ” が 最初から
備わっているのだと思います
どこを取っても 紡ぎ出される〈瞬間〉の
描写の上手さ。。
登場人物たちの表情の印象的なこと!
この描写術の上手さは 芸術レベルですね
ラスト云々(うんぬん)の前に
ストーリーを通して 人生観についての
作者の思いが 伝わってきます
人は後悔する生き物
やり直しのきかないことだってある
でも〈今〉は〈今から〉変えられる
するのも しないのも 自分。。
自分の努力次第で
道は拓けるかもしれない。。
そんな事が言いたかったのではないかと
強く感じました
単純にパラレルワールドや SFものとしての
面白さもありますが
青春時代の友情の熱さや 後悔を通しての
悲しみの共感 また人生観にまで及ぶ
読者に対するメッセージが たくさん
詰まった 深い深いストーリーです
一言で「感動した!泣けた!」で
終わらせたくない 素晴らしい作品ですので
ぜひ多くの方に読んでいただきたい
お薦めの作品です
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