馨さんが寧々さんに、給与を弾むからうちに来て欲しいとの要望に、「奥村家」と雇用関係を結んで居るから無理だと断った。
それにしても、一族に対して雇用関係とは…。疑問に思ったが様子を見る事にした馨さんだった。
そして、例の金貸し屋が寧々さんに金の代わりの斡旋をしてきた(ある男性の子を成すように)契約書を取りに来たのは、寧々さんの叔父だった…。流石の金貸し屋も「身内に対しての雇用関係」に呆れていた。
それに返して来た叔父の言葉が「奥村家の繁栄の為」だと。血を分けた身内だろうが何だろうが、搾り取ろう以外の考え方はないらしい。いつかは自分に返るだろうけどね。
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寧々の結婚~望まれぬ花嫁は幸せを願う~
012話
第4話(3) 傍におくのはお前がいい