5.0
ストーカーと言うのかどうか
仁科さんのやっていることは、まぁかなりぶっ飛んでますが、ストーカーと一括りにするのはどうだろう?と思ったり。
なぜかと言うと、ストーカーの基本って『自分』じゃないかと。自分だけのものにしたいとか、自分だけを見てくれないと嫌だとか。
でも、仁科さんは『藤子さん』が主体なんですよね。心を救われた時から崇め奉ってるレベル。
なので、藤子さんのお相手は「藤子さんに相応しくない人」なら陰で手を回して退場させてたけれど、『自分が!』じゃ無いんですよ。アパートのお隣が空いたのはあくまで偶然で、実力行使で空けたわけじゃないし。
普通なら、隠し撮りや観察日記とかの存在がバレたら「自分はこれほどあなたを想っているんだ!」って、気持ちの押し付けだったり「こんなに想っているのに…」と逆恨みになったりするところ、藤子さんを怖がらせたくないというのが真っ先の感情で、「一旦は両思いになったのに」という感情は押し込めて耐える人。
相手に優しくするのは『君に優しくする自分』の評価を上げたいのが根底だけど、仁科さんはどこまでも『藤子ファースト』。
だから実物がそばにいれば隠し撮りも必要無いし、イヤなことは「嫌」って言えばやらないだろうし、わがまま言ってもキレたりしないだろうし。
くっついても大丈夫だと思うよ、藤子さん。
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癒やしのお隣さんには秘密がある