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関西弁がいい!
西日本の人間なので、関西弁のラブコメがおもしろいです。歯が出るヒロインも関西弁でツッコむヒーローも新鮮。
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西日本の人間なので、関西弁のラブコメがおもしろいです。歯が出るヒロインも関西弁でツッコむヒーローも新鮮。
田村由美さんは昔から知ってはいましたが、どうにも絵が好きになれず、読まず嫌いでした。しかし、「ミステリと…」で大ファンになり、「BASARA」や「巴がゆく」なども読みました。
が!やはり1番はこの作品です。
練りに練られた壮大な世界観とどんな時も起こり得るリアルな人間模様。何度も読み返してしまいます。
「家族の問題は家族で」とひた隠しにすることでどんどん壊れていく心。どの話も実際にあることなんだろうと思えてつらくなります。押川さんのような真剣さで手を差し伸べてくれる行政になってくれたらいいけど、これもまた「家族のことには介入できない」という言い訳を盾に見過ごされていくと思うとさらにつらいです。
優しい雰囲気の徳重先生と熱血的な滝野先生。色々な専門の先生たちも出てきて、病気のこと患者のこと医師という仕事のこと、たくさんのお話しを聞いているような漫画。人気関係って、仕事上でもプライベートでも、やっぱり話しをして、聞いて、相手を知ることが大事なんだなあと思います。
ターミナル病棟というのはこんなにも過酷だけど、温かな視点とシンプルな絵で描かれているせいか、悲壮感はありません。看護師の仕事は本当に大変だろうと思うので、患者さんの文句言ったりとか好き嫌いがあるとか言うのを見ると、人間味を感じてホッとします。
落ち込んで、ギリギリの所でお暇に入って、それでもまたぐずぐずで、でも日々小さなことに愉しみ見つけて幸せを積み重ねて…って思ってたらメンタルヘラって…。愛おしい主人公です。
周りにいる人たちもなんだかんだで凪を好きになっちゃってて。良いお話です。
一条さんの作品はたくさん読みましたが、この作品がやっぱり好き!はちゃめちゃながら、押さえるところは押さえてて、ただの馬鹿騒ぎでないのが良い。この絵のタッチ、世界観、テンポのまま、現代設定で読んでみたい…。
主人公がとても気持ちが良いです。ちょっと素直じゃないところとか、捻くれてるところも含めて好感。日々の暮らしのことや食べることを大事にしたくなります。禅の教えについても、なるほどなあとタメになる言葉がたくさん出てきます。
いくえみさんのお話は、何歳で読んでも心に来ます。親の立場になった今は、主人公の気持ちにグッときたり親の気持ちになって歯痒くなったり。時代を経ても「ああこういう気持ちわかるなあ」と「こんなふうに思うんだなあ」が両方交錯する。
子どもの頃流行っていたような記憶。でもその頃は親の影響で浦沢直樹などをよんでいたから、SFぽい話に興味持てなかったし、絵も苦手でした。でもなぜだろう?今読んでみるとめちゃくちゃおもしろい。読まず嫌いはダメですね。
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