5.0
ぞーっとしました
富岡さんのお話。ヒッチコック劇場のようなラスト(パクリという意味ではありません)でした。それは事件性のないまま終わろうとしたラストに、意味深な場面が少しだけ映るようなところです。この話ではそれが、年配女性ヘルパーさんの最後の明るい笑みでした。哀しくもあり、怖くもあり。富岡さんが見放した孫と同じく、富岡さん自身も池で亡くなった。本当に徘徊中の事故だったかもしれないが、私がこのヘルパーさんの立場なら恨んだり、殺○を抱いていただろう。死んだらいいのにって。それが現実になっても、誰からも追求されることもなく、時はそのまま流れていく。心の声が風のように聞こえそう。バチが当たったのよと。色々と考えさせられるお話でした。
- 5
ヘルパーあつこと愉快な上流老人