15284位 ？
4.0
ギフト券を貰ったので、あまり期待値を高めずに読んでみましたが、想像以上に面白いです！
心の声が聞こえる、という漫画ならではの設定ですが、日野さんがもともと気遣いができる人として描かれているので、そこまで突飛な感じはしません。
不器用な新木さん、実はその不器用さにも理由があって、そんな新木さんの心の声が聞こえる日野さんとのやり取りを重ねるうちに、少しずつ心を開けるようになってきているのもいい感じです。
これから意地悪する人や嫌がらせする人が出てくるんだろうな、と思えてしまう展開ではあるので星をひとつ減らしましたが（無意味に主人公が傷付く描写は苦手なので）、予想を裏切る面白さという意味では満点です。
3
4.0
モノクロ版で読んでいましたが途中で読むのを止めてしまっていたので、フルカラー版で完結までを見届けました。どう決着するのか気になっていたのですが、きちんとハッピーエンドだったのでよかったです。
ストーカー行為それ自体は決して許されるものではないですが、あくまでも漫画の中での設定として考えると、藤子を愛おしく思う気持ちが少し歪んだ形で行動に出てしまっただけなんですよね。仁科さんの行為は藤子を護りたいという思いが暴走してしまった結果であって、藤子を直接傷付けてはいないですし（もちろんバレた時に藤子は精神的にダメージを受けたと思いますが）仁科さんの藤子に対する愛情は、実際にはとても純粋でまっすぐなものなんだろうな、と思いました。
藤子のストーカー行為をしていた犯人が仁科さんだとわかってから藤子が自分の思いに正直になるまでの葛藤は、仁科さん＝ストーカーをしていた相手、というところにばかりフォーカスしている感じで、藤子はどうして自分自身の気持ちとしっかり向き合わないんだろう、と思ってしまい、これがモノクロ版で読むのを途中で止めた理由でもありました。
自分の行為をしっかりと見つめ直して反省し、徹頭徹尾「藤子さんを護りたい、幸せでいてほしい」という気持ちを軸に、いろいろと考え行動し続けた仁科さんと比べて、自分の気持ちに素直になるまでの藤子はどこか他力本願というか、意思決定を他人に委ねているようなところがあって、そこだけは感情移入できず、仁科さんが不憫に思えてしまいました。
最終的には、お互いにお互いの気持ちに素直になって、お互いに正攻法で真正面から相手と向き合い、想いを通じ合わせることができていたので、仁科さん報われてよかったね、という気持ちで読み終えました。
終わり方が少し唐突でふたりの結婚生活も見てみたかったのと、途中の藤子の葛藤に共感できなかったので、星をひとつ減らしていますが、最後まで読んでよかったなと思えた作品でした。
0
4.0
無料分まで読んでみました。
顔が良くない、家が裕福ではない、家庭環境が「普通」と違う、そして、成績が良いといじめられる、そのあたりの基本設定はとてもリアルです。いわゆる「いじめ」（と呼ばれる学生間の暴力・暴行・犯罪）は加害者側に問題がある、というのはもちろんですが、被害者側はそういう境遇のことがままあるので、そういう意味でリアリティがあると思いました。
（「いじめ」られる側としては、やり返すわけにはいかないし、先生含め誰からも守ってもらえない分、勉強して成績を上げるしかない、みたいなところもリアリティあります）
あらすじにも書かれている、見目麗しい姿に転生というのは現実的にはありえない設定なのは間違いないですが、そこはそれ、漫画なのでまあ許容範囲です。
ただ復讐劇とのことなので、見た目が良ければ加害者になってもいい、という話になってしまわないか、気になりました。主人公をいじめていた側は基本女性だったので、おそらくイケメンに転生した主人公がその容姿を武器に復讐していくのだろうと思いますが、倍返しとなると今度は主人公が犯罪者になってしまうのと、見た目が良ければいじめられない、と読者に思わせてしまうような話ではないといいな、と感じました。
課金してまで読み進める気にはなれなかったのですが、主人公がきちんと平穏な毎日を送れる結末になるといいな、と期待を込めて☆4にしました。
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俺の部下は心の声が騒がしい!【タテヨミ】