4.0
泣きました
別サイトで気になり、全話読みました。
過去の話はあまり描かれていませんが、同級生同士で付き合い始め、知念は家族や進学の夢を捨てて、涼生と生きていくことを決めます。
諸事情で引き継いだ会社を涼生に譲ると、涼生は会社を大きくさせつつ、浮気を繰り返すようになります。必ず自分のもとに戻ってくると信じて、待ち続ける生活を続けた、付き合い始めてからの10年目、知念は自分が重い病にかかっていることが分かり…というところから、物語は始まります。
昔のように涼生と過ごしたくて、知念は思いを伝えますが、涼生は気づかずにいます。そして、周りから指摘されて、初めて知念の気持ちの変化を知るのです。
知念が男性でBLの世界観だからこそ、余計に切ないのだと思います。おそらく、もし知念が女性だったら、物語としては今ひとつだと思います。
月末はアンハッピーですが、最後がわりとあっさりな気がします。もう少し余韻が残れば良かったと思ったので、星を減らしました。
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君を愛した10年間