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長女あるある
小さい時から私だけ家事手伝いを強要されたところも、それでいて私ばかりこき下ろされたことも、跡とりだと弟を可愛がっていた割に今になって私にだけ介護を頼んで弟には何もやらせないことも全く一緒で共感だらけでした。
私だけお金がないからと習い事塾なし、国立単願、奨学金で旧帝大の寮指定、ひたすら頑張ったのに、弟にはこの子はあんたみたいに出来ないからと塾も許可、全額親が支払いで1人暮らし満喫でした。結局結婚後全く実家に寄り付かず、あれだけ息子を可愛がっていたのに、娘の方が頼りになるわと家事介護だけならともかく、庭の植木の剪定みたいな力仕事ですら私を呼びつけます。いつだって弟は、「だってあの子はやらないから」と。
男尊女卑に辟易して早くから実家を出ましたが、最近親も介護が必要になり、高速2時間の距離を何度も帰ってこい、女は大学出したって地元離れるから意味がない、と言われます。あれだけ息子が跡とり、息子に家をやるからと言われ、大学進学で空いた私の部屋を片付けさせ、真っ先に祖母にあげたくせに。帰って跡とるのは息子だって言ってたくせに。息子の部屋は今も子ども時代そのままです。弟は嫁実家のそばに住み、もう帰ってこないでしょうが。
母は父を甘やかして何もさせなかった結果、母が歳で動けなくなってから不満を全部私にぶつけて、自分の代わりを私に押し付けようとし、父もそうして当然という態度。フルタイムで夫単身赴任でワンオペの私に、専業主婦の母と同じ家事量を求めてきます。梅干しなんて漬けてる暇あるか。
何度も遠い距離を帰省し親を助けてきましたが、この漫画を読んで、私も親から離れようと決意できました。
主人公が、だから入ったじゃない。虚栄心を満たせる大学に。という場面はまさに自分と重なり涙が出ました。弟のいる姉って本当に損な役回りだなと感じています。
私は自分の娘をお姉ちゃんと呼んでいません。選んで姉になった訳じゃないから。
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真綿の檻