5.0
素晴らしい短編小説のような読後感…!
6話完結の短編ながら、登場人物の人間性が次々と書き換えられて行き、最後に判明する主人公の人間性には心から感動を覚えました。
特に長女として生まれ育った方ならば、子供時代から今までに何度も感じたであろう不条理さを思い出して、涙が出てしまうかも…。
昭和までの女性の苦労は今もどこかで続いているかも知れないが、主人公のように、自分の人生は自ら切り開いて行ってほしい!という、作者からの「女性に対するエール」のような作品でした。
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真綿の檻