5.0
本編も面白いですが、この番外編も深いですね。
「あなたの拒否を3回無視する人は〜」のくだりは、自分で想像してみたときに、3回も断られたら確かにそれ以上は踏み込みづらいと感じました。
それでもなお、というのはかなりのエネルギーがないとやりませんね。
今後の自分のコミュニケーションにも生かせる作品でした。
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139571位 ?
本編も面白いですが、この番外編も深いですね。
「あなたの拒否を3回無視する人は〜」のくだりは、自分で想像してみたときに、3回も断られたら確かにそれ以上は踏み込みづらいと感じました。
それでもなお、というのはかなりのエネルギーがないとやりませんね。
今後の自分のコミュニケーションにも生かせる作品でした。
花とゆめで連載していた頃から大好きな作品です。
単行本も揃えましたが、愛蔵版も買ってしまいたいくらい好きです。
登場人物それぞれから発せられる言葉がとても深く、印象的です。
個人的に、透くんと魚ちゃん花ちゃんとのやり取りが好きですね。
友達を本当に大切にしているという気持ちが伝わってきます。
あとはやはりお母さんの今日子さん。
大切な娘を残して死んでしまう絶望感、娘が少しでもたくさん幸せであってほしいと願う希望。
透くんへの思いに触れるたび、胸がつまります。
人の思いを暖かく、時に激しく描いた素晴らしい作品だと思います。
アラフィフの一人暮らしをしている知り合いが「孤独死したらどうしよう」と常日頃言っています。
この作品を読んで、本当に万が一のとき、どうなってしまうんだろうと心配になりました。
お話の中にあったように、本人は死ぬなんて思ってなかった。
ある日突然倒れ、誰にも知られないまま生き絶え、放置されてしまう。
とても悲しいけれど、私からはどうすることもできないと思うことしかできません。
個人が尊重され、ご近所付き合いが少なくなっていますが、人と人とのつながりがあったほうがいいのかなと考えされられました。
職場で空気を読みすぎたあまり、都合のいい人になってしまう。
現実でもよくある話だと思いますし、自分自身にも重なる部分があります。
どうしても人からの目や、評価を気にしてしまい、受けのいい立ち居振る舞いをするけど、結局自分の首を締めることになっていくという、花連鎖。
主人公は、これを勢いよく捨て去り、全く違う生活をスタートします。羨ましいような、そんなことして本当に大丈夫なのと心配なような。
まだ全話購入していないので、楽しみに読みたいと思います。
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復讐の未亡人 番外編