好きなことを大切にしたいさんの投稿一覧

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1 - 3件目/全3件
  1. 評価:5.000 5.0

    好きすぎて毎日癒されてそして逆に苦しい

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    最初に、タイトルに苦しいと書いたのは、ストーリーが重く苦しいという意味ではなく、好きすぎて苦しいという意味を込めています(笑)

    何となく読み始めたのですが、一気に引き込まれてその日のうちに全話読みました。

    御曹司二人に想われるのですが、その設定は非現実としても漫画だからいいのです。むしろウエルカムです。
    でもヒロインである椿が笑えないという設定は、とても斬新だと思います。(冷めてて笑わないのではなくて、笑いたくても笑えないのです)

    一般的にヒロインの笑顔や可愛さや喜怒哀楽に惹かれていくストーリーが多い中、いかに笑わないヒロインを魅力的に描くのか、作者様、さすがです。
    とても魅力的です。

    そして御曹司の湊と斗真、御曹司なだけあって言葉もアプローチも身のこなしも表情も品があります。
    椿を好きになる過程も丁寧で納得いきます。
    ものすごく甘い言葉やストレートな言葉が連発するわけでもなく、ありがちなキュンシーン満載な訳でもないのにこれほど惹きつけられて気になってドキドキするのは、絵が綺麗なのはもちろんですが、心理描写が絶妙でお上手でストーリーが丁寧なんだと思います。

    椿の変化に気づく表情、椿の視線がどこにあるのか気づくシーン、そのコマ割りもとてもお上手だし、重要なシーンを大きく描いて下さっているのも、とても刺さります。

    最初は主に次男の斗真と椿のシーンが多く、長男の湊が沢山登場してからは、斗真と湊の絡みも素敵でキラキラしていて、すごく尊いです。

    読者様は斗真推し、湊推し、いらっしゃると思いますが、どっちとも結ばれて欲しいくらい、二人共とても魅力的に描かれています。
    二人を眺めてるだけでも癒されます。
    大好きです。

    どっちと結ばれるのか気になって苦しいです。
    早く結ばれて欲しいけど、連載は終わって欲しくない、でも更新が待ち遠しすぎて早く続きが見たい、のループです。

    夢の世界に陶酔できて癒されて胸がきゅうっとなって、何度も読み返してます。

    みんなが幸せになってくれたらいいな。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    世界に引き込まれる

    最初は不思議ちゃんキャラだらけな雰囲気で、あ、苦手かも、と思いましたが、心理描写にどんどん引き込まれていきました。
    主人公だけじゃなく、登場人物全員の想いとか背景とか、とても丁寧に練られているというか。
    気がついたら課金で全話一気読みしました。

    いつなんだろう、いつ本当の気持ちに正直になって結ばれるんだろう、と思いながら読み進めて、まだなのか、、、いや、でもまだだよね、そうだよね、今はこの遠回りや間違いやすれ違いも必要なんだよね、と自分に言い聞かせながらも、苦しくて押しつぶされそうでした。

    甘くてキュンとするありきたりの恋愛物も、それはそれでいいけれど、独特の世界に引き込まれて夢中に読める作品に出会えた時は、読み終えた後の余韻もハンパないです。


    いくえみ綾さんは、子供の頃読んだことがありますが、あの頃は独特の世界感が今ほど沁みませんでした。
    世界感というか、それぞれ生きづらさを抱えた10代独特の心理描写と言葉のチョイス、これは逆に人生経験を積んだ今だから沁みる気もします。

    登場人物全員、だれも悪くない。みんな自分の黒いわがままな面と、だけど相手の気持ちや心を想って大切にして、間違えて悔やんで失ってまた得て。

    苦しくても、それが人生であり、人を愛するということがとても素敵で尊いものだと改めて感じました。

    ぜひぜひ読んで欲しいです。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    最後まで読んでほしい

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    他の方も書かれますが、ぜひ最後まで読んでほしいです。

    一話の無料分だけだと、なんというか、ずっしりと重い気持ちになって腹立たしかったけど、私は最後すっきりとしました。

    良かった点は、それぞれの立場の視点で同じシーンが描かれていたことだと思います。
    あの時のこの人はこう感じていたけど、実は相手はこう思っていた。正直そこには共感できるものとできないものはあります。でも人間だからみんながいい人じゃないし、間違った価値観のまま生き続ける人もいる。たとえそれが家族、親であっても、残念ながら分かり合えなかったりわだかまりを残すままのこともある。

    それでも自分の人生を勝ち取った主人公の女性は素晴らしいと思います。

    主人公が手に入れた自分だけのキッチン、家、家族。ここはすごく共感できます。

    私は恵まれた家庭でそれなりに大切に愛情を受けて育てられましたが、母が片付けが苦手な人で、いつもキッチンが汚くて、子供ながらに嫌悪感があり、そこで自分が料理をするのが嫌でした。母は料理は得意だったでの学んだことも多かったですが。

    結婚して家を作って毎日キッチンに立っている今、自分の好きなようにやりやすいようにして、家族に美味しいご飯やお弁当を作ってます。いつもきれいにしてます。
    私が手に入れた城ですね。


    反面教師、今も自分に言い聞かせて、子供が人間関係で愚痴を言う時も、反面教師という言葉をよく使っていますが、人を否定するだけではなくて、その人のいい部分を探したり、気持ちに寄り添うことも大切なんだと改めて思いました。

    • 1

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