4.0
サッカー好きはマストです
王道のスポーツ漫画のマナーをしっかりと踏まえつつ、ある程度掘り尽くされた感のあるサッカー漫画というジャンルにおいて、ユースという切り口からこれだけ魅力的な作品を生み出した作者の力量に感服です。
スポーツもの、対決ものにありがちな、過度な能力のインフレ現象は残念ながらこの漫画にも見られますが、いわゆる「必殺技」に相当する部分が視野であったり戦術であったりするので、そこまでリアリティを欠くほどではなく、人物や心情の描き方が秀逸なので、ヒューマンドラマとしても読み進められ、気づいたら感情移入してしまいます。
アシトが愛媛から上京する一連のシーンや母からの手紙、平センパイのエピソード、思わず涙腺にクる場面がいくつもありました。
今後の展開も楽しみです。
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アオアシ