1.0
今読むと、ただただ悲しい話
昔は、かわいい赤ちゃんと頑張るお兄ちゃん!ほのぼの〜ってのほほんと読んでましたが。
今読むと、全く笑えません。ひどい話です。
ヤングケアラーとなってしまったお兄ちゃんを、社会全体で虐げて、最後の電車で極限まで追い詰めて、事故を誘発、そしてお兄ちゃんに感じる必要のない罪悪感を植え付け、そして子供のそんな危機的状況に全く危機感を感じない脳天気な父親、そんな話にしか思えませんでした。
まあ、描かれた時期が、昭和の匂いが色濃く残る平成初期だからかもしれませんが。
今なら児相保護案件もいいとこです。
こんなことがあってはならないという警鐘として、この作品が存在するのなら、まだ意味はあるのかもしれませんが。
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赤ちゃんと僕