4.0
満足できるラスト
まだショパンコンクール部分を連載中に知り単行本を買い始めました。そのコンクールでは主人公の一ノ瀬海だけでなく他の出場者の背景や心情から演奏まで丹念に描かれていてなかなか先に進まずもどかしく思いましたが、各々の背景を持ったそれぞれの演奏の異なる素晴らしさが画面からちゃんと伝わってきて、そんな奥行きのある描き方の末の結果にとても感動できました。
また、そのコンクール後からラストまでのくだりも良くて、ずっと海と阿字野先生の関係を見守ってきたファンにとって、嬉しく満足できるものでした。
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