4.0
理不尽さがたまらないが読んでしまう
鬼の力を手に入れて、(人間にとって)良い意味でその力を使う人、悪い方向で使う人、それぞれが書かれているのは、読んでいて非常に面白い。結局は人それぞれなんだと妙に納得してしまう。理不尽な出来事も容赦なく書かれていて、救いがあることを願いながら読み進めるけども、救いがない時は読んだあと苦しくなる。でも救いがある時もあって、さらに読み進めてしまう。人間の心理がよく書かれているから、現実の社会で実際に起きる事件ともリンクさせて考えてしまう。考えさせられる。
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鬼門街