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脳ミソをいじるということ
不幸な被害者の相談を通じ、その加害者とされる身近な人の脳ミソをいじって関係性が改善される。ほのかちゃんの秘めた似たような心の問題、そこに向き合おうとする精神的な成長具合、海馬先生との関係がどうなるのか、海馬先生自身の抱える大きな問題の行方が最大の注目ポイントの漫画。
一見勧善懲悪のようで理想的なんやが、この治療がもし海馬先生だけが出来る事ではなく、一般に広まれば必ず悪用され、とんでもない未来になる。人は金、権力、名声の前では極悪人に変わるもの。海馬先生のような善人とて、いつ悪人となるか分からん。そもそも何をもって善悪を定義するのかも難しい所。
それに人間関係というのは、この社会で生きる以上一生ついて回る。目下の問題が改善されても、今まで気にしてなかった別の問題が大きくなったり、新たに生まれた場合、その度に治療してもらうのか。自分が対処法を身に付ける方が余程健全じゃなかろうか。そんなこと言ったら他の病気も全部そうなんやろうけど。
毎回のお話は一件落着のように思えるが、なんか色々と考えさせられた興味深い作品。全人類にとって最大の難関であり魅力的な分野、治療?が、数百年以内には確立されるのかなぁ。この漫画みたいになるのか見てみたい。少なくとも近未来には、人を殺めたり未来を奪った罪人には、贖罪として施してもらいたいと切に願う。
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クズ人間、治療します。ー人格整形外科ー【フルカラー版】