5.0
すいどーばたの夏
課金して最後まで読みながら、この人なんで知ってんだろう、あの夏、私がすいどーばたの夏期講習で鉛筆デッサンしながら、珍しくゾーンに入って描けて描けて仕方ないときに、友だちが目白通りのケンタでお茶しないと誘いに来て、私は、断れなくて、サボってケンタに行った。
中途半端に残された私のデッサンは、完成することなく、評価されることもなかった。
あの時、最後まで描いてたら、、斜め前には、すごい上手くて憧れてた男の子が尖った線でどんどん描いていて、私は、石膏像ではなく、彼の手を見て描いていた。友だちを断って最後まで描いてたら、多分一生に一度のいい絵になっていたんじゃないかな。その年、中高一貫の女子校で美術の先生は、美大を目指す生徒が私だけだったので、放課後、2人でずっと描いてた。美術室で2人でただただ描いてた。そして、私も美大に行って、何もせず中退し、いま、還暦を超えて、大号泣でこの漫画を読みました。東村さんは、存じ上げなかったんですが、漫画は知ってました。自分の後悔、でもやり直してもきっと同じことをする、、この人なんで、私の後悔を知っているんだ、、と思いましたが、そう思ってる人がものすごくたくさんいてびっくりしました。
人間ってそうなのかな、バカなのかな。
いまだに、変わらない自分を思い知らされました。
とりあえず、机の上片付けて、滞っていた終活始めよう。すでに、感謝すべき人はことごとく亡くなっているけど、同窓会行ってみよ。会える人には会っとこう。そんな気持ちになりました。
映画も見たいと思います。
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かくかくしかじか