ここまで来るともう若様は狂ってるとしか言いようがない。自分の欲望を満たすためなら周りの人物の人生なんておかまいなし。チヌはこんな人早く忘れて欲しい。
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ここまで来るともう若様は狂ってるとしか言いようがない。自分の欲望を満たすためなら周りの人物の人生なんておかまいなし。チヌはこんな人早く忘れて欲しい。
落ちぶれてしまったチヌの姉サヨリは、早く人生を終えたいようだ。生き抜く知恵を養う暇もない程贅沢で安穏な暮らしをした結果なのか。
早みどりさんってひとは何か起こると必ず飛び出して走って逃げるタチなんですね。誰か助けて、と他力本願。
全く読者をいっときも気が休まらない展開が続く。チヌが解放軍かぶれの恵に感化されて行くのか?
若様は寿子をセツに重ねているだけ。急に若様が色褪せて見えた。
後藤田の方が男気あるが、千鳥は後藤田が旦那になってもいいと思うだろうか。
セツは自分で立ち向かうことをせず、いつも誰かに助けを求めて生きて来た。自分で何とかしようと思ったことはなさそう。
チヌの気持ちを思うと胸が張り裂けそうになるのは全読者同じだろう。
しかし前々から若様の魂胆がわからなかったが、本人も言っていた通り、チヌは気が休まる鎮静剤として見ていたのだろう。
本当のお嬢様は身分の違いも気にせずまっすぐに人を想えるものだ。
どんな立場の女性も、この時代は虐げられて当たり前。お嬢様でさえこんなに生きづらいとは。
声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~
212話
第60話(3)