おっとりおとりさんの投稿一覧

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1 - 2件目/全2件
  1. 評価:5.000 5.0

    読者はただこの世界観に浸るのみ

    23巻読了(自分の読んでいる話が何巻収録なのか、分からない仕様を早くなんとかしていただきたいです)
    創作者が造ったキャラは、作者とは別人格であるべきだ、と常々思っているのです。作者と違う生まれ育ちならば、作者の考え方と違って当然だし、空想の世界に生きるキャラなら人生観倫理観死生観などが現代日本と違って当然だと思うのです。でも多くの作品でキャラが「作者に都合のいい動きをする為の人格」を与えられ、作者が望む行動をし、結果をもたらす事があります。もちろん創作物なのですから、作者が思う通りに話を綴るのは当たり前なのですが、読者に作者様の分身だと感じさせるキャラは、作者の手から飛び出す事なく小さくまとまってしまうのです。どれほどカッコ良くても頑張っていても作者の想像の範疇だなぁ、と。
    転じてこの作品です。私はどのキャラに自分を投影したら(共感したら)いいのかわかりません。どのキャラも私と違うものを望み予想外の選択をし、死も生も善も悪も私と違う感じ方をしている。
    作者様は私と同じ時空に生きている筈なのに、皆違う人格を持って「生きている」。1巻からずっとです。圧倒的別世界に連れて行かれている。
    この物語がどこへ向かっていくのか私なぞにはわかるはずもありませんが、ただただこの世界観を浴びていたい、願わくはフシの望みが叶うといいなぁって思います。ノッカーの殲滅じゃないですよ?

    それにしても…元がミズハだからかな?行動力ありすぎですよ…

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  2. 評価:4.000 4.0

    現代のスポーツ根性(?)物語

    主人公の超前向きな性格は、家族友人からも引かれるほどである、という設定ではあるけれど、それは読者の「主人公はあきらめないよ」という安心感になっています。

    将来どんなダンサーになりたいか(どこの、とか順位ではない )がはっきりしていて、そのための課題を自覚し、長期短期の目標を作ってそのための努力を楽しいものとすることができる…生かじりですが、現代のスポーツメンタルトレーニングがこうだと聞いた事があります。

    物語の盛り上がりの為か、主人公のライバル達が辛い部分を代わりに引き受けている気もしますが、決してただのつまずきで終わらせないところも、安心して読める要因だと思います。

    いくつかのレビューには人体が美しくないとありましたが、昭和のバレエ漫画のような曲線美では、現代のバレエは踊れないと思います。
    筋肉を表に出さないように鍛えるけれど、ムダ肉をつけない以上特に背中や肩はごつっとした印象になるものです。漫画は静止画だから気になるのでしょうか。バレエ動画と比べても、作者は非常にリアルに描いていると思います。(解剖学とかはわからないですすいません)

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