5.0
深く考えさせられる。
自分の仕事柄、精神病院や心療内科に行く機会が度々あるのですが、そこで1人の男性に警察4人がピッタリとくっついて鎖に繋がれ歩いている、何とも複雑な光景を見た事があります。
待合室で座っていただけですが、ただ一言「怖かった」。
突然何をするか分からないから、あんな風に繋がれているのかと…
ここに出てくる親は、我が子でありながらその異常性に怯え「◯◯されるかもしれない」と思いながら生活していて、それがとても悲しい事であると感じる反面、今のこのストレス社会では、そんな風になっても仕方ないのかなぁ…と思ってしまいました。
色々思う事も多く、すごく勉強になって主人公の押川さんに惹かれます。
今を生きる全ての人達に、是非読んで頂きたい一冊です。
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「子供を殺してください」という親たち