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中途半端
うーーーん。何がしたいのかよくわからない漫画。まだ序盤だからなのかもしれませんが、ダンジョン攻略系かと思いきや、案外あっさりクリアしてからダンジョンの話はたまーにチラッと出てくるくらいで、魔法物かと思いきや魔法もあっさりしていて、政治や社会の話かと思いきや薄ーーい感じで、キャラクターも特に引き込まれるキャラがおらず………うーーん。何がしたい漫画なのか…。その内面白くなるのかと思っても今最早読むのがしんどいので私は最後まで読めませんでした。
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うーーーん。何がしたいのかよくわからない漫画。まだ序盤だからなのかもしれませんが、ダンジョン攻略系かと思いきや、案外あっさりクリアしてからダンジョンの話はたまーにチラッと出てくるくらいで、魔法物かと思いきや魔法もあっさりしていて、政治や社会の話かと思いきや薄ーーい感じで、キャラクターも特に引き込まれるキャラがおらず………うーーん。何がしたい漫画なのか…。その内面白くなるのかと思っても今最早読むのがしんどいので私は最後まで読めませんでした。
癖はあれど絵はとても綺麗。元々菅野さんの描く新撰組漫画が好きでこちらも気になり始まったばかりの頃に3巻読んで挫折、5巻まで読んで挫折と繰り返しながらも気になり15巻まで読みました。
良くも悪くも雰囲気重視の漫画のような気がします。
詳しくは知りませんがシェイクスピアのリチャード三世のリチャードも身体的特徴があったみたいなので、両性を持つ悪魔と誹られ己を憎みそれでも愛し愛を求めて人の命を踏み台にのし上がる設定は悪くないと思います。
あの時代の西洋の宗教や信仰の強さを考えれば、魔女や悪魔など魔性のものに対する周囲の反応も、母親が抱く恐怖や憎しみもあり得る事だと思います。
ただ、両性を持つ悪魔と罵られる悲劇のヒロインとしては物語が雰囲気に頼りすぎていると言うか、設定を上手く活かしきれていない印象で、読んでいて終始リチャードに好感を持てず、持てずとも魅力を感じるかと言えば私はそうではなく、共感できずとも愛着が湧くかと言えばそうでもなく、ひたすらBLのフリをした少女漫画を読まされている感覚で、BL好きではない私からするとどっちつかずで常に不快感がありました。
両性を持っているのに、ついているだけでただの男装女子感が強く、両性であるからこその心情等は一切ありません。
『リチャードは母親から憎まれ己を憎んだ』と言う一点のみで悲劇的ではあるが、その他の点に置いてはアンやランカスター家のエドワードの方が余程悲劇的。それなのにリチャードをなんとしても悲劇のヒロインに仕立てたいが為に周りのキャラを絶妙に落として、出てくる男どもは皆リチャードの虜(悪魔的な存在なのでそういう設定にしたのかもしれませんが)…如何せん物語が抽象的雰囲気的に進むので、心情や葛藤等を除いてシンプルに見てみると仕立て上げられた悲劇のヒロインが逆ハーレムの中愛を求める少女漫画だと感じたのでリチャードに愛着がなければ不快感が強い。
政略等も一応ありますが、他の国盗り漫画のように納得出来ず、『よくそれだけで人の心をいとも容易く動かせるなぁ』という、突然で稚拙というか説明不足で描き方が雑に見えます。ここまで読んで未だに何故リチャードがのし上がれたのかいまいち納得できません。なので、途中から完全に置いてけぼりになりました(笑)
それでもここまで読んだからには最後まで読んでみようかなとは思います。
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