5.0
良い
最後の終わり方。あれで良かったと思います。
というか、2人で新生活スタートしよう♪ハッピーエンド♪ってそのまま展開される方がはっきり言ってシラケる。多分作者もそう感じてあのラストにしたのではと。
この話でよく描かれていたのは、人の持つ承認欲求・愛し愛されたい欲求。
日本の義務教育をいい意味でアンチしてくれていると思った。
(義務っていうのは、『沢山勉強していい学校にはいりなさい、いい仕事に就きなさい』っていう日本特有の教育です。国外の教育は、まず『あなたは尊重されるべき存在・愛されるべき存在』と徹底して幼少から教育される。そこが人の生きる基盤(愛情形成)であって、最も大切な部分なんだよ~なんて事を日本人も気付いている筈。この漫画はそこを削がれた人達のドラマって感じです。)
日本人が言う『いい学校・いい仕事』?『いい』って一体何なのか。
このメッセージに気付く人は少数かもしれませんが、間接的に警鐘を鳴らしてくれている優れた作品。
自分で価値観を形成、というか勝ち取って、周りの人にも影響を与えたハコちゃんは凄くカッコよかった。
- 1
ヒル