5.0
よ、ヨウコーーーーーーーー( ꒦ິ꒳꒦ີ )!!!
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28964位 ?
よ、ヨウコーーーーーーーー( ꒦ິ꒳꒦ີ )!!!
最高でした。傑作としか言いようがないです。これぞ大人の漫画!です。自分は大人になってから読んで良かったです。じゃなかったら怖くて気分が悪くてたまらなかったです。なので、皆さんも大人になってから読んだほうがいいですよ。
なんとなく広告から入って読み始めました。始まりはデブスの勘違い女vs美人な正論者という感じで痛々しく量産型な感じがしていましたが、社員など各々のキャラがあって世相も出ていて物語としてまずそこに感心しました。網浜も単なる悪党やダメ人間ではなく不器用な人間味があってどんどん親しみを持つようになり、とうとう網浜が問題を起こして退職する時は愚かすぎて恥ずかしくて逆に悲しくなりました。そして何があってもめげない性格は"ある意味"で羨ましいと思うようになりました。周りに合わせて普通のフリをするのは無難だし簡単です。でもだからこそ網浜のようなキャラが面白いのだと思います。
そして今までと全く異なる仕事で派遣社員として働き始めてもザバザバズケズケと相変わらずブッ飛ばすところは見ていて痛快です。漫画っぽい展開があるのも救いがあって良いです。異常に嫉妬深くて相手を認めないところ、相手を雑魚や陰キャと決めつけるところは性格の悪さでしかありませんが、単に明るいだけの人格なら物語はそこで終わってしまいます。人間味のデパートのような網浜の複雑?な人格の長所短所をうまく活かしてるところが興味深くて面白くて最新回まで読んでしまいました。
ただのディスり漫画じゃない、とても読みごたえがある漫画です。
網浜はポジティブバカであり自己承認乞食であり空気が読めないけれど、今の仕事でひとつだけ網浜が人を貶すことさえ言わなければムードメイカーとして存在価値になれるのになぁと何故か応援して見守ってしまう自分がいます。出版社では完全に場違いで痛々したかったけど、まさに捨てる神あれば拾う神ありで、仕事が変われば立場も変わるものなのだとしみじみ思いました。ムカつくけど自分も救われる世界観だなと思いました。
環境と職種が変わったらポジティブな網浜を勇者とかヒーローのように感じてしまいました。空気を読まないおかげでみんなが感じる変なプレッシャーの塊をブチ壊してくれるところは清々しいです。根拠のない自信って時には役に立つんだなと。網浜のキャラがこんなに天然じゃなくて価値に気づけていたら良かったのに。そして次々に出てくるどこかに居そうな人々を見るたびこの作品の作家さんたちの人物像の豊かさに驚いています。
読んでいるうちに網浜は無謀に“サバサバしてる”んじゃなくて無謀に“ポジティブ思考してる”の間違いじゃないかという気がしてきました笑
私が働くなら編纂室がいいなと思いましたが、大卒たての自分も理想を高く持ち過ぎていたきがするので当時にこれを読んだらどんな気持ちになるんだろうと知りたくなりました。
ここまでポジティブ脳くると網浜は会社のお洒落で大人しい皆さんと合わない自分の現実と不相応な理想像とのギャップによる適応障害でどうかなっちゃってるみたいで笑えないしスカッともしないけど、つい出た言葉や行動が網浜のように自鯖に受け取られないようにするための反面教師には最適だなと思います。
自鯖女をデブスにしてサバサバ女子をモデルもやる美人にしたのでブスがますます酷くなっていて読んでいて容姿こういうタイプの人が可哀想になるくらいです。お洒落な編集部にぽっちゃりショートがアウトなのかな。優しい人が多い気がするんだけど…。っていうか営業の鈴木がなぜ網浜と寝たのかも謎すぎます。最初もっと腹黒い気がしたのに意外とサッパリした人で…あの網浜のおバカなシーンを表現するためだったのならやりきれないです笑
ザ・ファブル The second contact
029話
第27話 ゴミ屋敷の男‥‥。