辰砂さんの投稿一覧

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1 - 2件目/全2件
  1. 評価:5.000 5.0

    デスゲーム第2部、想像の余地を残して完結

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    前作とは主人公を変えて始まります。
    前作の続きを期待している方は最初がっかりするかもしれませんが、途中で前作の生き残り達も合流します。
    そこからが真の「前作の続き」かな?
    前作で出て来たゲームはだるまさんが転んだ以外はさらっと流されている印象です。
    何せ主人公は前作でのゲームに参加していない…。
    前作の時は気付かなかった「あれ?これ学校休んだ奴は無事なんじゃね?」を全否定してくれます。
    前作でははっきり明かされなかった黒幕のことも明かされます。

    前作の主人公に比べて、こちらの主人公はザ・主人公という印象です。前作の主人公が好きだった方はごめんなさい(_ _;)
    前作では突然デスゲームが始まったのに対し、今作では始まる前の時間が丁寧に描かれていたのが良かったです。
    前作同様理不尽に死にまくるのですが、こちらの方が容赦がない印象です。
    前作の生き残りが雑に死んだり、親友の心が壊れてしまったり、容赦ないです。
    助かったと思った瞬間〇されてしまったり、も本当に多いです。
    ゲームもシンプルな物が多いのは変わらず、前作より生き残るのが難しくなっています。

    ラスボス的な立ち位置になったのは前作のあいつで、あぁそれであいつはあんな感じだったのかな…と何となく納得しました。
    最後に生き残ったのは〇〇で、そいつかよ!
    生き残った彼の望みは…これもある意味「歴史は繰り返される」なのかな?
    彼のいない世界で主人公はどう困難に立ち向かうのだろう。今までたくさん助けられてきたのにね。

    ところで、途中主人公が黒幕に「生き返らせてあげるよ、誰が良い?」と騙された時はあの子を指名したのに、最後に生き返らせたのは別の子で…。
    記憶に新しいと言うか、よりたくさんの試練を供に生き抜いた子だったものね…。

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  2. 評価:5.000 5.0

    今まで読んだ悪役令嬢物でぶっちぎりに好き

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    乙女ゲームの悪役令嬢レミリアに転生したエミが、レミリアに幸せになって欲しくて一生懸命生きてきたのを裏側で見ていた本来のレミリア。
    ゲームでのレミリアの設定は愛して欲しかった婚約者を得る為に世界を魔王に捧げるような苛烈な性格。それがエミに愛されることで愛情の方向が婚約者からエミへとシフトする。
    ゲームのヒロインである星の乙女に嵌められてエミが絶望したことでエミとレミリアが入れ替わる。

    元々苛烈な性格のレミリアが「愛を知ったレミリア」に変わったことでエミの為の復讐も「エミならこうする」「エミの望んだレミリアの幸せ」が根底にあるので、世界を救い、本来救われなかった人達すら救う。
    エミへのレミリアの想いも含め、時々見せるレミリアの邪悪な顔が本当に美しい。
    「エミの好きな物をたくさん食べよう」「エミの経験が私を生かしてくれる」「きっとエミなら受け取らない」いつもレミリアはエミのことばかりで泣ける。
    レミリアのエミへの気持ちは愛情を通り越して信仰心にさえ思える。

    きっとエミはいつかのレミリアのように、裏側でレミリアを見ているんだろうな。エミはきっと「私のことは良いから楽になって良いんだよ」と思ってるよ。

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