5.0
切ない……(´;ω;`)
いわゆるタイムスリップものなのですが、飛ばされた世界にいる自分(ヒナ)と瓜二つな雛子の存在、雛子の婚約者であるたーくんとの再会(これ重要!)、たーくんのお父様の会社の闇、雛子が恋する謎の書生、書生が所持するペンダント……。
いろいろ伏線がはられていて、読み進めていくうちに、これはラブロマンスものなのか、スリル満載のサスペンスものなのか、わからなくなってしまいます(笑)
平成の世界では部活の先輩が大好きだったけど、タイムスリップして、ヒナを雛子と思い、守り慕ってくれるたーくんに心が揺れるヒナ。
だけど、たーくんは自分ではなく雛子を慕っているのだ、とこの気持ちに蓋をしようとしているヒナを見て、切なくて涙が出ます。
本当に面白いお話なので、引き込まれていくこと、間違いなしだと思います。
できることなら、ヒナ、雛子、たーくん、書生さん、みんな幸せになってほしい……!
はやく続きが読みたいです。
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涙雨とセレナーデ