4.0
かなりリアル
まさに両親から虐待を受けて育ったので共感する部分もあるけど、そうでない部分もあるなと感じました。
主人公とその妹、どちらにも共感します。
本当に周りに助けを求めても無駄だったり、逆にそのことが親にバレた日には作品の通りボコボコにされるので意を決して助けを求めたり逃げるような行動を取って失敗したらどんなことを親からされるかわからないし、したところで無駄だとも強く思っているのでそういう行動はしなくなります。
主人公が妹にしていたように私も兄弟に共依存していたので尚更下手な行動はできなかったのも共感します。
他にも、まさに主人公が妹と家を出るための資金作りをしようとアルバイトをしたいと言うシーン、私もまんま同じ経験があるので父親の言うことは無視しようとか逃げようという考えではなく「父親がいなくなれば」と考えてさらに父親に包丁を刺すことを考えてしまうところにはかなり共感しました。
ただその後できないと思ったり父親を刺してしまった後は共感はしないです、実際に私は憎悪から毎日いつやるかと悩んでいたので。
私は最終的に父から逃げられ今は平和に暮らせてますが、それがなかったら主人公と同じように実行してただろうと思います、でも主人公みたいに落ち込まず妹のようにスゴく喜ぶと思うので父親への感情は妹のほうが共感しました。
虐待のない家庭で育った方からしたら多分そんなこと本当にあるの?と現実味がないように感じると思いますが、本当にこういう家庭で育った私からすると今まで読んだ虐待を題材にしたコミックの中で一番現実味があると感じました。
続きが早く読みたいです。
- 3
お父さんが早く死にますように。