5.0
とても共感する
主人公にとても共感する。一つ年下の本家の従姉妹が、親や兄弟の手伝いばかりさせられ、自分のしたい事をはなから諦めるように育ててられているのを横で見て、やるせなかった。私は好きな事を目指し、大学へ行き、仕事も選び努力していた横で、それを見て常にうらやましそうに、でも私なんかにはできないと言う彼女がいた。いつもお盆やお正月は、彼女と彼女の母親に兄弟のお嫁さんも加わり、女中のように働いていた。男達は酒をのむか、仕事で参加しない。
小さい頃から、女は大学に行かなくてもいい、働かなくてもいい、判断したり意見しなくていい、と植え付けられてきたのだと、それに私の母親は反発して、そのしがらみから距離をとっていたのだと、改めて思った。
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帰郷