3.0
絵は綺麗!お話は単純かも?
茶道次期家元・宗一郎(15~18歳)×華道次期家元・楓(16~19歳)
内容がよく分からないなーと思ったら、これスピンオフのようです(笑)
メインは「プリズム☆スペクトル」という作品で、きっと宗一郎と楓はこのお話で脇役高校生なのでしょう。
でも、メインのお話は古いしカプを見る感じではドタバタコメディっぽいので、今のところ購入予定はありません(笑)
それを踏まえてのレビューです。メインを見ていないのは自分なのだから、お話がよく分からないというのはノーカウントでそれ以外を評価します。
楓の出自は複雑なもので、いろんなものを背負い空虚さを抱えて生きています。
そして16歳の時に一つ年下で茶道次期家元だという宗一郎と出会い、自分の空虚さに共鳴してくれるのではないかと期待をします。ですが宗一郎は自分とは違うということを思い知らされ、楓は複雑な思いが交錯して宗一郎をたぶらかした上で突き放し…。
場面は二年後の高校へと移ります。
宗一郎には虎太郎という双子がいて、虎太郎の言動が楓と宗一郎の関係性を動かすキーとなりますが、
………はた目で見ていると、楓の意地っ張りが災いして相思相愛の二人が二年間も勘違いして思い込んですれ違ってるというバカップルのお話かと………。シリアストーンなんですが、突き詰めればまぁ、そういう感じです(笑)
絵柄が儚げで綺麗で、エロもグッとくる感じなので、このシリアスに見せかけた単純なお話の内容についてはあまり深く考えず、絵を楽しみました。
いや、楓も宗一郎も、背負うものは重く将来色々大変なんでしょうが、今回の作中では「相思相愛になるまで」に重きをおかれておりまして、「あの空虚さは宗一郎に愛されることでどっか行っちゃったのかしら~…?」と感じましたので、そういう意味で単純と言わせていただいております。
番外編に、大学一年になった楓を訪問する宗一郎のショートストーリーがあります。
ちなみに宗一郎と虎太郎はお顔がそっくりなので、読む時は髪の毛の分け目(つむじ?)が左→宗一郎、右→虎太郎で読み分けると分かりやすいです。
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花の嵐は、