4.0
作者の自伝
作者の自伝や周りの人の生きざまをまざまざと見せつけられる。というかたんたんと語られるというか。極端な人やエピソードが多いし普通のこととして語られるので、そのギャップがリアルであり、現実味がありすぎて悲しい。あるエピソードでは、登場人物のひとりがトンネル工事に従事させられるが、、、、その現場の情況が過酷すぎて、トンネルへの見方が変わった、くらい。ただ、上品な世界観ではないので、そういうのが嫌いなかたは読まないほうがいいかも。酸いも甘いもというか、幅を広げたい人は読んでも価値観が広がるかもしれない。げひんな描写も多いが、逆に明け透けに語られることで、何かを感じ取れる、学べる点に置いては、他のただキレイナだけの作品より、realだ。
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蜃気楼家族