4.0
最後が少し残念
品川ピエロの不気味さや事件の動機、被害者達との接点、アラタは無事に首を見つけられるのか?アラタとピエロのやり取りをドキドキしながら夢中になって読んでた。
だけど、途中からアラタが真珠にベタ惚れし始めてからは、ただの獄中恋愛物語になってしまい面白さが半減。しかも登場人物多い上に関係が複雑すぎて、どれも薄っぺらく見えたり。
他の漫画にはない設定を求めてたんだけど、結局は愛とか自己成長とかありきたりなテーマに収まってしまったのが残念。
ただ、それでも最後まで読んだのはピエロの表情が不気味で魅力的だったから。
そして、こんだけ酷評したけど、最後アラタが面会の時に初めて会った時にプロポーズした理由を真珠に伝えた時、あまりに酷い理由に真珠が涙したシーンは私も泣けた。
あの時の真珠の涙が今までで一番本心を表してたと思うから。
最終刊はそのシーンだけが良かったかな。
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夏目アラタの結婚