パンダもパンも好きさんの投稿一覧

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1 - 3件目/全3件
  1. 評価:5.000 5.0

    引き込まれる

    腹黒そうな英雄と、薄幸(ここでは体が不自由)な美貌の貴族令嬢が題材になっている話は、これまでも多々あるが、ストーリー展開のテンポも良くて引き込まれる。特に画力が素晴らしく、性格が滲み出るようなキャラクターの描き分けも気に入っている。
    熱病で脚が不自由になったヒロインが、善人だが経営能力の乏しいと思われる父親に変わり、領地を建て直そうと政治・経済、医術など、貴族令嬢がおおよそ身につけることがないような事項も学び努力してきたことが、随所に描かれている。
    より良い結婚のために、美貌と芸術面での教養で男性からの愛情を得ようとする多くの女性達とは一線をなしていて、清々しい気持ちになる。
    隠されている王室内のスキャンダルや隣国との戦争など、これからの展開が楽しみ。久しぶりに続きが読みたくなる作品に出会えた。

    • 2
  2. 評価:1.000 1.0

    心理描写が稚拙

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    就活が上手くいかなく悶々としていたヒロインの悠愛は、「友人に誘われるままにパパ活をすることになった。最初こそは「するつもりはない」と思いつつも、結果的に「タカ」と名乗る男性と付き合う。

    45歳のタカが、ふいに悠愛にキスをしたことで、タカを不審に思うようになり、二度と会わないと心に決めるものの、就職先の役員だったタカと再会。

    お互いの恋心を確認し、恋人になるものの、バツイチのタカには思春期の娘がいて、悠愛よりも娘の進学問題等に時間を割くことになってしまう。

    悠愛が自分より娘の方が大事なのかと悩み出して…。課金して読んだが、あまりにも展開が陳腐。悠愛やタカの心理描写が上手く描けていないので、話の展開が読めてしまう(苦笑)。

    また、こんなにも他人に流されやすい悠愛のような大学生なら、就活に苦労して当然だと思った。恋に奥手な部分が純粋?新鮮?なのかもしれないが、女性としての魅力を全く感じない。残念な作品だ。

    • 2
  3. 評価:3.000 3.0

    続きが読みたい

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    「夢を叶える」ドレスの製作を夢見て上京した娘が、野垂れ死にしそうなところを帝都一と言われるドレスメイカーの男性に助けられる。

    容姿端麗な上にとびきりの腕前であるため、常に予約客でいっぱい。これまで1人も弟子を取らずに、全ての作業をこなしてきた彼が、可愛らしい女性を弟子にしたことは町中の興味を引いていた。

    娘は弟子となって仕事をするうちに、いつしか恋心を宿していくが、師匠である彼の正体は妖(鬼)だった。心を許した彼は妖である姿を見せると、娘は驚きと恐怖心に襲われる。

    それでも、二人はかけがえのない存在だと認めて、末長く共にいることを願うところで、この話は終わる。

    なぜ妖がドレスメーカーとなったのかなど、背景が全く語られないので消化不良。それでも、本当の意味での悪人が出てこないので、穏やかな気持ちで読んでいられる。短編に終わってしまったのが残念だ。

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