5.0
理不尽を絵に描いたような話
妖精の悪戯で入れ替えられた庶民と貴族の少女の話。可哀想過ぎる。
まだ入れ替えがわかってない時から親に「自分の子供じゃないみたい。」「12歳を前に養子に出しましょう。」と言われながら育ったアンナ。それでも家族からの愛を求めて何が悪いの?だってまだ子供だよ!唯一味方の兄に依存してもしょうがないでしょ。いざ自分が家の子供じゃないって知ってもすぐに言える環境じゃないよね!言ったら捨てられるの目に見えてるよ。それでもその日が来なければ良いと思いながら、何度も言おうとして諦める気持ちが良くわかる。捨てられる日のために前向きに頑張ってる姿は泣きたくなるほどです。兄の変わり身の速さはくそか!と思いました。アネットも良い子だけど取り替えがわかる前に荷物を整理して家の家賃を1年分払っていってる所は意外とあざとい。出て行く気満々。アンナだけが1年前に知っているような所しか書かれていませんがこれはアネットもちょっと前から知ってただろうね。エドとの関係も気になるし先がとっても気になります。
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