山田はどこだ山田さんの投稿一覧

ブラックガールズトーク ～女が語るムカつく奴ら～

いるいる、こんなヤバイ人で世の中いっぱい

意図的にマウントをとったり、
何故か邪魔なのに自信満々で出しゃばったり、
｢いるいるこんな人｣｢あの人そっくり｣と
思わず主人公ブラックガールズに肩入れかつ
共感してしまう人たちがひしめいていて、
そのヤバイ人たちがやんわりついやり込められるたび、爆笑か苦笑してしまう実に爽快な作品です。
このブラックガールズは決していじいじしてないところが魅力で、遭遇した要注意人物に時にはやんわり、時には手厳しく成敗した話を楽しげに憂さ晴らしの為語り合いますが、本人たちは至って可愛らしい普通のお嬢さんです。
しかし、つい自分もそう思われることしてないかなと思わず反省してしまいますが、迷惑千万のヤバイ彼らは日常的に友人や上司、お隣さんや知人の姿でちゃっかり世の中の身近なヤバイ人たちとして存在してます。
そのケースや成敗話を網羅したヤバイ人図鑑のような圧巻のマンガです。
もやもやした気分を笑ってスッキリさせてくれますよ。

今夜、うちにおいで～冷徹上司の理性が溶けたら

いつまで毒親やるのかとヒロイン母に怒り

ヒロインの清子さん、本当にいい人で優しく、後輩や上司からも愛される素敵な方なんですよ。そんな人、誰よりも幸せになって欲しいと願うじゃないですか、普通に。でも、よりによっても唯一の肉親の若作り勘違い母親（毒親認定）が今までも散々迷惑掛けたクセに、幸せを奪いストレスを掛ける上、清子さんの好きな人にまでちょっかい出す気持ちの悪すぎる母親なんですよ。多分彼はこんなのに目もくれず毒親おばさんを撃退してくれると信じてますが、清子さんがこんなことにめげずに課長と幸せになって頂くのを祈っています。

職を転々とする男、てんてん。

黒会社から善良な従業員を救う正義の味方

第1話からものすごくスカッとしました。悪質な役員が成敗されたのはもちろんですが、こんな上司がいたら泣く目や憂き目に遭う善良な従業員が着実に救われるんだけど……そんな風に思わせるてんてんという人は本当に人の資質や努力を見抜いた上で、転職などの手を差し伸べるとても情の深い人です。
とあるシーンで、その人が介護という貴重な経験をキャリアに無意味なただの辛い自分史として抱え込んできた人生の一コマを、いかに彼女にとっては大切な時間だったことか頑張りを讃え、またその人の素晴らしさを魅力的に描き出した経歴書をスラスラと書き上げた時など、 いかにてんてんが本気で一生懸命働く人を助けたいのかがよくわかり、彼女の救われた気持ちを思うと涙が出ました。
きっとこれからも沢山の人がてんてんに救われていくんでしょうね。
頑張りは報われると思わせてくれたてんてんの今後も活躍を見ていきたいと心から思える作品でした。

結婚商売

思うより愛されていることに気付いて

惨めで辛い人生末路をたどった主人公は幸か不幸かリセットのチャンスを手にしますが、二度目の生き直しにより一回目の生涯では得られなかった回りのものたちからの温かさや優しさ、愛を得ることが出来ます。
そして今までわかり合えなかった主人の思いや深い愛など、あらためて気づくことができます。
女性の人権はおろそかにされ、幸せに生きていくことが難しい時代に、
今まで閉ざされ孤独だった彼女は確かにご主人からの深い愛を改めて感じることが出来ます。

ただ生き残れるだけではなく
どうか意地っ張りだけど健気な彼女が
より沢山の愛に気付き、ご主人とより長く
幸せに生き抜いていけることを深く祈ります。

ワタシはサバサバしてただけなのに

ハダカデバネズミ飼ってんのかい笑！

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ハダカデバネズミ、あのビジュアルは衝撃的でたとえが的確、
あの人気マンガが元ですね。
唐揚げ・レモン・白湯など聞くだけでクスッと笑う、わかる人にはよくわかるキーワードがじわじわきます。
若干絵がアバウトで本作とは大分デフォルメされてますが、
基本的な関係性やキャラの性格、唐揚げなど懐かしのアイテムなどはよく反映されているなと感心いたしました。
本田さんが網浜さんに唐揚げの気持ちをわからせよう等なんとなく本作で感じていたS度を随分上げていたり、網浜さんのツッコミスキルがかなり磨かれていたり、可愛げが出てます。
本作のファンの方はあるあるを色々楽める作品だと思います。

役立たず聖女と呪われた聖騎士《思い出づくりで告白したら求婚&溺愛されました》

とんでもない聖女様があらぬ言動で（笑）

役立たず…呪われた…のっけからドン引きの超ネガティブワードが並んだ作品で、これだけ笑わかして下さる聖女様と騎士様には早々出会えないでしょう。

どちらもタイトルに不似合いなほど清々しくピュアな人物なのですが、
片や騎士様に置かれましては笑顔の魔物にバッグハグされがっつり呪われ続けていたり、聖女様に置かれましてはさらりとあるまじき暴言暴挙に出て行かれます（はじめは恥じらいもあったのに、しまいにゃ隠しもしないので回りが見て見ないフリする）。

それが本当に面白くて
ついつい読み進んでしまいましたが、
可愛らしい御夫婦のやりとりや献身振りに思わずほっこりさせられました。

笑いと愛と癒やしが欲しい方には
最適のステキな作品だと思います。

鬼の花嫁

鬼の方がよっぽど人情味あふれるという

某サイトで大賞までとっている大人気作で小説も読んでますが、絵が美麗で個人的に物語の世界観にすごく合っているなと楽しみに読めています。本当に鬼より怖い家族に苦しめられているヒロイン柚子を鬼龍院玲夜（名前からわかりやすい鬼感と無敵感）が救い出す為に霊力・権力・愛などを尽くして守りますが、肝心の柚子ちゃんが今までの生い立ちがあんまりだったので自己肯定感が恐ろしく低く中々鬼カッコイイ玲夜さんの愛をしっかり受けきれませんが、徐々に玲夜を愛そうと変わっていく姿に微笑ましさを覚えます。また、この作品のもう一つの醍醐味は、柚子を酷い扱いしてきた家族たちの自業自得の様を見届けることかと思いますので、楽しみに（性格悪い）追っていきたいと思います。

パパ、浮気してるよ?娘と二人でクズ夫を捨てます

子供にそんなこと言わせたらあかん

母親に離婚を勧める娘なんて、可哀想にもほどがあるほど、クズな旦那と最低な女に振り回された主人公、自分たちがすべて悪いのに危うく手を上げそうになる父親は子供の嫌いな食べ物までギリギリまでわからないし、友達も裏切り義理もへったくれもありません。女性は手に負えないほど悪質で、最後までモヤモヤさせてくれますが、主人公の何としても一矢報いる勇気は悪い女にとっては夫婦関係など何かしらのダメージは与えていると願います。
しかし母子の絆には涙しましたし、ダメな旦那と離れたことも、こんな優しい娘さんがいることも時が経つほどきっと幸運なことと更に映ることでしょう。
良くも悪くもやったことは返りますよ。

賞味期限切れの恋をあなたと

誠実に生きていたらいつか日が差す

それを信じたいくらい主人公は一生懸命にお客様のために仕事をしているし、わかりやすすぎるくらいのゲス後輩女子が意地悪しても仕事押し付けてもブレない。でも人間限度があるから見ていて辛い面もあります。
でも、この物語は直ぐそこに鍵がある感はあるんですけど縄跳びの飛び込みが苦手な感じのキーマンがいつまでも飛び込むタイミングを外しているので長くなりそうです。
主人公が我慢して頑張っている分いつかオセロが一気にひっくり返るような展開を期待しています。
幸せになって欲しい、あ、相当悪の後輩は立ち直れないくらいのバチというか身から出たサビで破滅して欲しい。
そもそも主人公をライバル視するくらいなら、できない仕事を押し付けて相手の力を借りるようなプライドのないことはみっともないから止めなよ、ツケは必ず回ってくるから。

誰かこの状況を説明してください! ～契約から始まるウェディング～

本当の幸せを知っているかわいい無敵奥様

物語以前に、策略とはいえ本来着飾って優雅に過ごせるご身分になっても元々の節約魂が抜けきれず、使用人と楽しく賄いを食べ花や野菜をつくるのが幸せな奥様、その姿はハッピーオーラまき散らし状態で関わっていく人みんな（読んでる私も）をハッピー気分にしていきます。
彼女は生き方そのものが幸せで、ものの命を自然と尊び大切に出来る人は、必然的に人も大切にでき、幸せに生きていけることを改めて気付かせてくれた良作です。物語もマイペースで使用人さんたちと楽しく暮らしたい驚きの理由で旦那様がないがしろにされる（無下にはしてないから問題なし、そもそも旦那様の愛人を家に囲うことが奥様には失礼だし）くらいでほっこり進んでいきます。
なんだかここの使用人になり奥様に仕えてみたいような不思議と温かな気分になれるお気に入りの作品です。
ついに旦那様も奥様の魅力に気付かれたようで、楽しみです。