4.0
ほろ酔い具合が、心地よい
主人公の可愛らしさが、酒好きの至福の表情に凝縮されてます。美味しいものに浸れる時を満喫してる姿も、誰をも惹き付けるかわいさが、そこにあります。
松子の全てに共感できて、まさに漫画で疑似恋愛が楽しめる感がします。話の展開も、会話のテンボも、重すぎず軽すぎず、楽しくサクサク読めます。
友人の白石の突っ込みにも、ハマッちゃいます。
今泉くんは、ちょっと私の年代では理解不能な挙動なので、おもわせぶりに戸惑う松子のモヤモヤ気分にも共感。
年下の今泉くんには、先輩という立場でもあるし、結構ズバズバと、突っ込み入れられる松子ですが、彼氏には敬語混じりで接してるし、「いい彼女」を演じてる感のある松子。どちらの松子も松子自身ですが、人は誰しも相手によっていくつかの面を使い分けてしまうものだよね…、そこがまたリアルな漫画で、引き込まれて課金してます。
世代も環境も性格も違うタイプの男性の狭間で、自分の真の心地よさを、どのタイミングで見出だして、どう展開していくのか、続きをタノシミニシテ読んでいる最中です。
私もお酒は好きですが、お酒の説明の字面がどうしても頭に入ってこず、作者さんのお酒愛に応えられてない後ろめたさで読み飛ばしてます、(スミマセン。)
船中八策のくだりは、私の地元のお酒とつまみの話ということで、食いついちゃいました。
-
2
酒と恋には酔って然るべき