4.0
高校生の時に読破
絵が綺麗でした~。しかし、学校で光源氏をくそみそに罵っていたら国語の先生から「40過ぎたら見方が変わる」と言われました。そして今、50歳ですがまったく見方変わっていないです。。どうしましょう。
原典は私にはハードルが高く、谷崎潤一郎訳で読んでみましたがやっぱり私は頭中将の方が好きだなあ。。
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絵が綺麗でした~。しかし、学校で光源氏をくそみそに罵っていたら国語の先生から「40過ぎたら見方が変わる」と言われました。そして今、50歳ですがまったく見方変わっていないです。。どうしましょう。
原典は私にはハードルが高く、谷崎潤一郎訳で読んでみましたがやっぱり私は頭中将の方が好きだなあ。。
主人公・由莉さんを初め恋人になる清野さんや友人?の静さん、由莉さんに惹かれる上司の朝倉さん、全員が仕事には真摯に取り組み、大げさな言動や行動起こしたりしないのがとても良いです。ドラマチックな展開を望む人には向かない作品ですが、そういった作品に既視感や疲れを感じる人にはオススメの作品です。
クラウディアが死に戻り後、年端もいかないうちからお色気全開で貴族令嬢にしては気品がないように見えてしまうのは残念ですが、何しろ娼館落ちしているので仕方がない。何より異母妹フェルミナがヤバい奴でしかないので、対抗するにはなりふり構わず行くしかない。
頑張って!クラウディア!!
婚約者カリックスから逃げてしまう主人公ルール。しかし、身ごもっておりその時点で小説のストーリーから逸脱している。聖女と浮気しているのも彼女の誤解。どう考えてもルールは思い込みが激しすぎるし、6年間も子供から父親を奪ってしまっていることに気づかないのは浅はかだと思う。
なのでこれからに期待しています。王子ヴィンセントは愛する婚約者のエリザベスが人気小説の中で悪役令嬢のように描かれていることに激怒し、エリザベスを陥れようとする人間たちを懲らしめるべく奮闘します。自分をヒロインだと思い込んでいるユリシーは一体どこまで噛んでいるのだろう?
主人公の女の子は見た目と違い、医術の習得のためなら人体解剖も積極的にしたいという図太い神経の持ち主。彼女の父親が、「医師として致命的な欠陥がある。」と言ったのは多分患者の心を思いやることが出来ていないからだろう。とはいえ、この性格が魅力的なので困る。
皇太子とは恋愛関係にならず、ビジネスパートナーであってほしい。
一卵性双生児で見た目は見分けがつないけれど、性格は真逆なロザベルとアナベル。ロザベルは不幸な結婚をして報われないまま未亡人になった上、亡夫の従兄ジャイルズからも誤解され侮蔑されて気の毒すぎる境遇なのにさらに亡夫の愛人(男性)から付け狙われるという不幸の上塗り状態だったので、幸せになれそうでほんとホッとした。
黄金色に輝く麦畑が広がる世界を夢見ながら傭兵として生きる軍曹がとにかくカッコいい。
彼にその麦畑を見せることが出来る天才少女フェリシア(幸福という名に似つかわしい存在)もいい。
終わり方含めてとても完成度の高い作品だと思う。樹さん作品の中で唯一好きな女性キャラがいる作品でもある。
うーん、年齢差を感じさせない奈月さんと麻生くんの恋愛模様、好きだったんだけどなあ。急に生家のブドウ園を継ぐ気になった麻生に祖母がお気に入りの女性をあてがおうとして・・の辺りからつまらなくなった。これなら、奈月さんに理不尽な理由で振られた元カレとよりを戻せばいいと思う。変に話を長引かせないでほしい。
病気で早死にした島尾さん。生前は諦観を身にまとっているような言動をしていて、妻の六花さんにも自分を忘れて幸せになってほしいと言ったいたのに、地縛霊になってしまい六花さんに恋している男の身体を借りてしまう。
16話まで読んでの感想です。島尾さんの六花さんへの執着が切なく、怖い。戻らない気がしてしまって。
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