5.0
青春時代に戻れそう?
江ノ島、高校生、と昭和な?背景ってだけで興味をひかれてしまいます。
もう傷つきたくないと自分の気持ちを何重にも包み込んでいる天のことを出会ってすぐに気づいて、ストレートにそんなことしなくていいよって言う龍二君が尊い。
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90964位 ?
江ノ島、高校生、と昭和な?背景ってだけで興味をひかれてしまいます。
もう傷つきたくないと自分の気持ちを何重にも包み込んでいる天のことを出会ってすぐに気づいて、ストレートにそんなことしなくていいよって言う龍二君が尊い。
ありきたりのストーリー?と思いながら読み始めましたが、主人公の気持ちの描写が丁寧で…自分でも気がつかないうちに変化していく様子もさりげない表現で伝わってくる感じが好きです。
和智と槙尾との出会いからすぐ引き込まれました。
登場人物が…敵役も含めてそれぞれ皆魅力的ですが、私は大きな愛で槙尾を見守る、杜江さんが好きです!
主人公の嶋は元彼?に酷い扱いをされたにも関わらず、恨むことも出来ずに職場を変えるしかなかった。
もう普通に人を好きになったりしないと思いながら、上司の外川に惹かれていく過程が切なくて、生い立ちからか繊細なくせに無神経を装っている外川の、嶋に惹かれていく過程も切ない。
有岡、友達の蓮君、三島先生…登場人物の心の動きが繊細な顔つきや態度の表現、言葉でジワジワ、しっとり伝わってきます。
有岡が母親との会話で、自分でもよくわからない、義理の父に対する感情を持て余し気味に言うところはすごく共感というか、わからないけどわかる!と思ってしまいました。
最初のところで、苦手かも?と思いましたが、ギリギリ大丈夫でした。
主人公と執事の微妙な心の動きが繊細な絵で上手く表現してあると思います。
お互いに心の底では信頼していたから、2人ともに新たな出発ができたのかなと思いました。
君となら恋をしてみても