5.0
推理サスペンス〈怪〉
魔界の王の子が
増加する罪人の罪の確定と罰を下す
と言った感じで
罪人の目だけに映る
お屋敷への一本道は異界の入り口
そこへ迷いこんだ善人な青年は
過去に照魔鏡の欠片をその目に浴び
特定の人間が化け物に見えてしまう
青年は魔王の子のアシスタントとして
働く事となるのですが
その目に映る化け物は
昔から語り継がれる妖怪の姿で
罪の経緯と内容が
その特性を持つ妖怪の姿として
青年の目にだけ映り
それを踏まえて罪人を地獄へ落とす
と言うお話
なぜ善人風の気弱な青年が
罪人にしか見えない
お屋敷への一本道をたどったのかとか
ライバルの登場とか
程よく内容が深く膨らむ展開が
いい感じの店舗で進み
あまり堅苦しくないサスペンスな展開が
読みやすく
絵が綺麗です
人のビジュアルも神秘的な感じで
妖怪の姿も恐ろしげでも
丁寧で美しいさを感じます
また要所要所で表現される
伝聞の言葉の引用が
難しい言い回しではあるけれど
古き佳き日本語で美しいです
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地獄くらやみ花もなき