4.0
何故にここまでズレまくるのか…
まぁコミックだからそんなに深いところまで描きはしないだろうけど、これだけ自己愛が強い上にズレまくっている主人公は、家庭や学校で自分をうまく承認できずに生きてきたんだろうなぁと推察する。広告や無料ゾーンで主人公はクリエイター然として編集部に居るように見えたが、実は事務職だと知って思わず「えぇ~⁉️」と声を発してしまった。「自分の編集センスを買われた」とでも勘違いしたのだろうか。周囲の誰からもそのズレを忠告してもらえず、異動後に直すチャンスも悉く逃して退職に追い込まれる。コンペで自ら盗用しておきながら「私の実力を見よ!」と言って審査者に厳重抗議する姿には深い心の闇を感じる。今後この闇に迫っていくのか、はたまたズレ暴走がエスカレートしていくのか。作者がどういう締めを考えているのか注目。
- 30