5.0
オトナの漫画です
リアルな描写が素敵で、キャラクターも魅力的で、惹き込まれました。
不倫じゃないけど、バツイチのあたしもオバサンと呼ばれる年齢で年下の男性と恋をしました。
もうナイナイ!と夏さんの周りで笑ってる主婦のひとりと変わらなかった「オバサン」なあたしが、ひとりの「女」に変わる感覚。
楽しくてうれしい。
けど、ふたりの娘との家庭を壊したくない自分。
ハッと気づくたるんだカラダ、乾燥した肌に焦り、急に色んなことにがんばる夏さんが、自分そのもので、、、(笑)
でもやっぱり恋は選ばず、娘たちと穏やかに暮らすことを選んだことに後悔はありません。
夏さんが家庭を守りきった事、自分と重ねて泣きました。最後の龍さんと夏さんの大芝居に泣けて泣けて仕方なかった。
人を好きになる、て、さあ!好きになろう!て出来るものじゃない。
好きにならないでおこう、てしたって止まるものでも無い。
そういう経験が出来たことがあたしの宝物なんだな。
そんな事を思わせてくれた漫画です。
これ、、若い人より実感して読めると思います。
「オバサン」の方が。
何歳になっても「恋」するタイミング、てあるんだな。
それを誰にも非難することなんてできないよね。
ただ、、オトナは背負う物が多いから。
それを捨てずに守りきるか、捨ててしまうか。
あたしは捨てたくない、と踏ん張った夏さんに共感します。
素晴らしい漫画でした。
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ふれなばおちん