みんなのレビューと感想「[小説]なりかわり 華族家の秘めごと」（ネタバレ非表示）

ドロドロ感が半端ないです。
凄く引き込まれて、ストーリーが気になり
一気に読んでしまいました。
最後は兄の執着の凄さを感じました。

続きも

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面白かったです。話も、よく練っていて時代の女子の悩みもあります。ただし、エッチの時の描写が不足でした。あっさりしていてもう少し、話にあうねっとり感が欲しかった。続きが、読みたい！

著者の別作品を読んだことも手伝い、表紙に惹かれて購入しました。レトロという言葉では生ぬるいような、甘美で鬱々とした作品です。

単なる血縁ものではない

関係が上下あったものがひっくり返されるだけではなくヒロイン自分のセクシャリティについても大きく揺さぶられてそれがヒーロー、ヒロインの関係を複雑なものにしています
ラストにどんでん返しがあって
そう来たか
という感じです

官能的で退廃的。読み応えがあります。ドロドロがダメな人は苦手かも。私はドロドロな世界に惹き込まれてしまいました。

これは…

確かに、ＴＬジャンルを越えてるかも…
サラッと読みたい方には、かなり重たく感じられると思います。
独特の世界観や、登場人物の心理状態など読ませるな～といった感じです。
もう、自分たちでは衝動を押さえられないんでしょうね。歪んでいても、愛なのだなと納得してしましました。イラストも作品に合っていて良かったです。

タイトルの「なりかわり」は

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作家さんの技量と得意分野が存分に発揮されていました。
濃厚すぎて、読後もずいぶんとまとわりついてくるほど。
さすがです。イラストも美しかったです。

タイトルの「なりかわり」は、主人公が男子としてなりかわっていたことはもちろん、義兄が実は…というのとなのでしょうね。

タイトルまで含めて完成度の高い作品でした。

丸木さんの言語の使い方や
文豪の小説を読んでいるみたいで
読み応えに感じ、とても満足しました。
文子の生い立ちや自分の置かれてる立場の葛藤に胸にくるものがあって
私の感情が爆発しそうでした。
あと正章の文子への執念があまりにも病的すぎて
ほんとうに病んでしまいそうです。
根っこは純粋なんだけど…うん…
あれは、あかんタイプやわ…