みんなのレビューと感想「ジェラールとジャック」（ネタバレ非表示）（5ページ目）

すごく良いです！！

「執事の分際」と併せて、よしなが先生のフランス執事モノ。
没落貴族で男娼館に売られたジャック。
貴族の女と結婚離婚経験のあるプチセレブな庶民のジェラール。
BL漫画にありがちな設定で、すぐに。。。という事はなく、登場人物の心の機微が繊細に丁寧にかかれていて、BLというカテゴリーには分類するにはもったいない程素晴らしいです。
絶妙な間の取り方。エスプリにとんだ会話。
すべての話が繋がって、最後は胸が一杯になり、暖かい気持ちになれます。

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ＢL世界を知らない時に、うっかり購入した本。初めてだったので衝撃的だったんですが、フランス革命時の文化、風俗がさりげなく描かれていて、好きです。

良かったあぁ！

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BL系は初めて読みました…が、そこだけではなく、史実に巧みにフィクションを絡めて行くのはさすが後に大奥を描いた作者さんだけはある！
革命期に入ってからはハラハラ息も詰まるような展開でしたが、ハッピーエンドで終わって良かったあぁ！と、心から思いました。

BLとしてではなく、ひとつの愛の物語として大好きな作品です。よしながふみ先生の作品は心に迫るものがありますね。

よしなが作品では一番

好きなお話です。フランス革命前後の歴史の流れなどもきちんと踏まえているし、エスプリの効いた会話も素敵です。BLというジャンルに閉じ込めておくのは惜しいような作品です。現在のよしながさんの活躍を見ると、やはりBL漫画家で終わらない才能があった方なのだと改めて思います。
よしなが作品読んだことのない方に是非お勧めしたいです。