【ネタバレあり】運命すらも呼吸をとめてのレビューと感想
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5.0
NEWまさに運命の人
作家さんの「恋知らずの神様に捧ぐ」が大好きだった上、今回の配信はオメガバース作品ということで、躍り上がって飛びつきました!しかも、お財布に優しい価格設定!!
ストーリーは、突然変異でバース性が変わってしまうことがあるという設定。
αでエリート、製薬会社でバリバリ働いていたのに突然変異でΩになった恒吉と、その隣人でβだったのにαに変異した麻川が、本当の幸せとは何かを探し求め、過去のわだかまりさえも2人で乗り越えていく素敵なお話でした。
Ωになったことで生活の全てが裏返り、どん底に落ちた恒吉と、β時代にα社会で辛酸を嘗め、α嫌いになったのに自分がαになって自暴自棄になっている麻川。偶然、麻川が隣人として初めてのヒート状態の恒吉と出会って、身体だけの繋がりを持つところから始まります。
始めはお互いに反発し合いながらも、同じ突然変異を経験した者同士、いつしか頼るようになり、この人しかいないと思うまでが前半。
番になり、自分達の心に灯った家族という言葉に導かれ、辛い思い出もある過去を支え合って克服していく後半。
配信分45話の前半は読むのが少し苦しく感じるくらい重たい暗雲が立ち込めるような雰囲気なのに対し、後半は雲間から光が差し、ゆっくりと晴れ間が広がっていくようで、その変化が私たちの心を揺さぶります。
突然変異という同じ境遇で結ばれた恒吉と麻川。だからこそ分かり合える、まさに運命の人(番)だと思います。
こんなに充実したストーリーと作画で、1話が40pt以下でいいのか!?なんだか申し訳ないくらい……。
オメガバースに抵抗のない方は是非読んでいただきたい。
まだ完結ではないようですが、一応一段落。
私はとにかく続きが読みたいです!by Mimoza-
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