みんなのレビューと感想「1095日の花束」（ネタバレ非表示）

もう本音言い尽くすまで出れない部屋入れ！

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タイトルは読了後の私の心の叫びです。
それか一人ずつ泥酔させて相手の好きなところを洗いざらい吐かせたところを動画撮って他方に送りつけたい(一息)

好きな人にこそ本音を言えない。恋を知る誰しもが一度は経験することでしょう。「引かれたら、怒らせたら、悲しませたらどうしよう」「イメージ崩すのが怖い」「言ってしまうと絆が壊れるかも」…言うべきことを言わずにいる言い訳は無限に出てくるもの。一人でぐるぐるした挙句、結果的にそれまでの経験値の範囲に閉じこもり、関係性のメンテナンスができないまま破局するんですよね…

ロマンチストである事に引け目を感じている晃成と、寡黙で表現力に欠け、誤解されやすい遥。想いあってはいても、付き合い続けるには双方かなり努力が要る二人の、関係再構築の過程が見どころです。

一応ハピエンですが安易な印象はなく、やっとこさスタート位置に戻って一歩踏み出せたね、という感じ。ヘテロも無縁ではないテーマを丁寧に描いた良作です。

私はすき

言葉が足らなくて、意地を張ってすれ違い、、、切ない別れから始まるお話。切ない話が好きな私は楽しめました。絵はすごく好みな感じではなかったけど、雰囲気が落ち着いていて良かったです。