みんなのレビューと感想「[小説]腹黒天使と清純悪魔」（ネタバレ非表示）

異世界も異世界

天使と悪魔のストーリー。よくある伯爵令嬢とか皇太子でさえ異世界に感じてますが、こちらは天界・魔界。私にとってはもっと異世界モノ。作者買いだったのですが、先生が色々な設定を描くのは、色々読み試そうとする私同様のチャレンジなのかな。まだ異世界に慣れません…

よかったけど完成度は高くないかなあ

天使と悪魔の完全なファンタジーですが、そこまでご都合主義な展開や中二病感も少なかったと思います。そこは、作家さんの力量だろうし、さすがだなと思いました。
ただ、細かいところ(アモンはなぜこんなにも親身になってくれたのか、天界滞在中アモンはなぜ一切会いに来なかったのか、ライオネルはリディアとそっくりなはずのセシリアを見ているのに母がリディアだと気づかない、などなど)がおざなりだったり、中途半端なところがありました。
そしてそもそも、天使っぽい悪魔と悪魔っぽい天使、というのがテーマだと思いますが、あんまりそれを感じませんでした。
あとは、イラストが悲しいほど作品に合っていませんでした。

以前読んだ『寡黙な騎士団長の淫靡な本能』が面白かったのと絵が好きだったので買ってみましたが、ストーリーは期待してたほどではありませんでした。