[小説]飽くなき欲の秘蹟
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あらすじ
必要とする人がいるから僕らは異能を売る。僕――世杉見識は弱小異能転売業者「秘蹟商会」のアルバイトである。つい最近、漆 一色という後輩もできた。彼女はふと働く僕を見て「見識先輩はこんなに働いている感じなのに、ゆお店長は座っているだけなの?」と店長のゆお・アルチザンに疑問を投げかけていた。一色はゆおさんの大事な仕事を知らないからなあ……。「そんなに言うなら店長である私の仕事ぶりを見せてやろう」とゆおさんがやる気を出していた。すぐにムキになるところも、ゆおさんがポンコツと言われるゆえんだ。そして後日、僕たち秘蹟商会の面々が訪れたのは日本異能教会が主催する異能力の競売の会場であった。そんな様々な異能が売りに出される競売会場で見識は大手異能転売業者の社長に出会った――。異能がもたらすお金、そして異能により紡がれた人間関係……第二巻!※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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