[小説]飽くなき欲の秘蹟

あらすじ

必要とする人がいるから僕らは異能を売る。僕――世杉見識は弱小異能転売業者「秘蹟商会」のアルバイトである。つい最近、漆 一色という後輩もできた。彼女はふと働く僕を見て「見識先輩はこんなに働いている感じなのに、ゆお店長は座っているだけなの?」と店長のゆお・アルチザンに疑問を投げかけていた。一色はゆおさんの大事な仕事を知らないからなあ……。「そんなに言うなら店長である私の仕事ぶりを見せてやろう」とゆおさんがやる気を出していた。すぐにムキになるところも、ゆおさんがポンコツと言われるゆえんだ。そして後日、僕たち秘蹟商会の面々が訪れたのは日本異能教会が主催する異能力の競売の会場であった。そんな様々な異能が売りに出される競売会場で見識は大手異能転売業者の社長に出会った――。異能がもたらすお金、そして異能により紡がれた人間関係……第二巻!※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

巻数一覧/本編購入

  1. 飽くなき欲の秘蹟(1)
    飽くなき欲の秘蹟(1)
    ぺらぐら / 小山恭平
    必要ポイント:590pt

    もしかしてお姉さん、異能持ちですか? 僕――世杉見識は目を放すとすぐサボる、意識の低いアルバイトである。自慢することではない。 バイト開始当初は、「能転売業なんてうさんくさ過ぎる、すぐに逃げよう」なんて思っていたけど、異能関係者は変わっている人が多くて、ちょっと楽しいと感じている。 異能というのは――超能力とか秘蹟とか、そんな呼ばれ方をする、とにかく不思議な力のことだ。それは人の願いと共に現れ、いつのまにか消えていく、一時の奇跡である。 そう稀少なものでもないが、誰もが自由に手にできるわけではない。

  2. 飽くなき欲の秘蹟(2)
    飽くなき欲の秘蹟(2)
    ぺらぐら / 小山恭平
    必要ポイント:590pt

    必要とする人がいるから僕らは異能を売る。僕――世杉見識は弱小異能転売業者「秘蹟商会」のアルバイトである。つい最近、漆 一色という後輩もできた。彼女はふと働く僕を見て「見識先輩はこんなに働いている感じなのに、ゆお店長は座っているだけなの?」と店長のゆお・アルチザンに疑問を投げかけていた。一色はゆおさんの大事な仕事を知らないからなあ……。「そんなに言うなら店長である私の仕事ぶりを見せてやろう」とゆおさんがやる気を出していた。すぐにムキになるところも、ゆおさんがポンコツと言われるゆえんだ。そして後日、僕た

入荷お知らせ設定

機能について

入荷お知らせをONにした作品の続話/作家の新着入荷をお知らせする便利な機能です。ご利用にはログインが必要です。

みんなのレビュー

この小説へのレビューはまだありません。

みんなが読んでるおすすめコミック

最近チェックした作品

>

Loading

おすすめ無料連載作品

    Loading

迷ったら無料で読めるこの作品!

新たな才能を発掘!注目の投稿漫画