【ネタバレあり】[小説]観賞対象から告白されました。のレビューと感想

このお話の漫画版を読みましたが、カットされていない場面などを読みたくて、小説版も読みました。見られているうちに逆に好きになっちゃうって、あるのかなぁ？

転生もの

観賞対象から溺愛される地味な主人公が実は着飾ると美人だったという話。側から見ればイケメンに愛されているのが丸わかりなのに、なかなか自分に自信が持てないヒロインというのが鉄板で良かった。転生者の反乱より結婚後の甘々な生活が読みたいな。

転生もの大好きです。特に主人公が平凡なのにもてまくるのが良かったです。でも、本当は美人さんなのでうらやましい…。更に続き(結婚後の)があると良かったなと思いました。

無題

側で見てると、公爵様の気持ち、バレバレです。なので尚更面白い。主人公を上手く誘導して婚約まで持っていく策が面白いです。男性側からのお話が、より面白くてお気に入りです。ただ、後半の記憶持ちたちの反乱話はなくてもよかったのでは、と思ってしまって。星ひとつ減らしました。

主人公にイラっ

異世界ってゆう設定だけど、ほぼ中世ヨーロッパの世界観で現代から過去にタイムスリップしたような感覚でした。
ジャンルはTLだけど、エロは全くなし。
二人が両思いになってから、もう少し親密な絡みを期待してたけど、いつまでたっても鑑賞対象としてのジェレミアが抜けきれず、心臓に悪いを連発するばかりで物足りなかった。
それでも一巻は、めちゃくちゃイケメンでハイスペックなジェレミアが、恋人のふりと言いながらもロレーヌをめっちゃ好きなのが滲み出てて、言動ひとつひとつにキュンキュンさせられてエロなしでも楽しめました。
でも、二巻から出てくるイケメン達に対してロレーヌのガードがあまりに甘すぎるってゆーか、ジェレミアの婚約者としての自覚のなさとゆーか、気持ちがブレブレなのにイライラさせられました。
優しさとか、仲間意識とかわからんでもないが、ジェレミアにすごく一途に愛されてるだけに、ロレーヌの態度が納得できないところが多々ありました。
話の内容としては、単なる恋愛ってだけじゃなく、転生を通して生きる意味だとか人としての成長とか色々描かれてて、深い内容になってて読み応えはありました。
ただ主人公にあまり感情移入できなかったのが残念です。