5.0
Wショタに翻弄されるヘタレ攻はいいぞ
荒井よしみ先生は画面の書き込みが細かくて、さらりとしたBLみはないのですが、「少年」を可愛く、とにかく可愛く描写してやるんだというような執念を感じます。表紙だけ見ると2:1で双子受なのかなと思ったんですが、幼馴染なんですね。小学生の頃の3人の出会いのエピソードも丁寧に描かれています。登場人物がみんな年齢もですけど、精神的にも幼い感じがして、3人での関係は永遠には続かないんだろうなあ…いつかは破綻してしまうんだろうなあ……儚い夢だなあ。でもそれが少年時代を切り取ることの醍醐味だと思うので、3人で夜空を見上げる時間はお話の中では永遠なんです。思い出したら、たまに読み返したいと思います。とにかく、伊織くんが関西弁ですごくかわいいです。今後も執筆続けて頂けると嬉しいのですが…
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