5.0
現実的な苦しが
傍目からは順風満帆だと思われた、三井の人生。
三井自身もそうだと思っていた人生が離婚を突き付けられたことから変わっていきます。
高校時代の同級生曽根との再会により何かが逆流するように、自分の根底にあるモノを曽根にぶちまけていく様が痛々しかったです。
それを受け入れる曽根。無理矢理、暴力的に三井をいたぶる三井。
ゲイの曽根、ゲイだと認めたくない三井の葛藤が現実的でギュッとしました。
シリーズで三井のトラウマが分かりました。
最後は二人同じ部屋で暮らします。
二人が過ごして暮らしていく人生が幸せになるといいなぁ~と思いました。
『君に沈む』から作者さんの絵のタッチも好きなので大満足でした。もっと他のも読みたいです!
by
匿名希望
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