【ネタバレあり】罪の花束のレビューと感想（2ページ目）

90年代の神戸児童殺傷事件を彷彿とさせる

ゾッとする狂気ですが、人間は都合よく考える生き物。誰でもこういう狂気に入ってゆく危険性はあります。少年が他の人たちを「緊張を解くために、野菜だと思えばいい」は、元少年Ａが書いた「絶歌」の中でもエピソードとしてありました。

うーん

むかしの胸くそな事件を彷彿させる物語りでした。最初は純粋な少年が犯罪に手を染めるまでみたいに書いてますが、あれはもう産まれたときからの問題

こわっ！

優しかったおばあちゃん、猫に危害を、小さな子をターゲットに、歪んだ神を作り･･･サカキバラを、思わせるヤバめな主人公。ゾッとします。

悲しく闇に満ち満ちたお話でした。いい気分にはなりませんが、心の奥にギュンとくるような、掴まれるような気持ちにぬりました。

何とも言えない後味の悪さです。男の子が、狂気の世界にはまっていく様子がリアルでした。誰でも超えてしまう境界線のような気もします。

全て短編でとても読みやすいです。
ホラー要素もありますが、人間の心理が分かりやすく描かれていて、少年がコロすことに興味を持つまでの過程等、放置していた周囲にも責任があるのでは？と思いました。
最後の少年は本当に転校してしまったの？
花が見えたということは…！？

昔あった未成年の大事件を彷彿させます。いくつかこの先生の無料カラーを読んだのですが、一番よかったです、これはカラーではないのですが、カラーじゃなくても全然イケルし読みやすい。無料からはいって少年編購入、どんどん病んでいく少年ユウ。猫やカエルを解剖したりグロいシーンもありですが続けて読みたくなる作品です

純粋な子供が犯罪者になっていく様子が克明に綴られ、犯罪者心理の一部に触れた気がしました。元は誰もが純粋な子供だったはず…子育ての重要性や環境など勉強になったなぁ～(。>д<)