みんなのレビューと感想「月にくちづけ」（ネタバレ非表示）

短編集ですが

どの作品もとても凝っていて、
ハッピーエンドだけど悲しげで切ない不思議な作品。
心理描写も細かくて最後まで丁寧に描かれていて内容かなり濃いです。
主人公の女の子たちが年齢の割にかなり大人っぽくて違和感感じますが、そこもまたこの作品の魅力のひとつかもしれません

読みやすかった

短編なのでサラサラ読みました。どの話もいい感じにまとまっていて、とても読みやすかったです。絵もかわいくて、お気に入りの作品です。

恋する～ちゃんから天野先生の大ファンに！
この話も切ないけど美しくて好き！
(恋する～みたいに笑いはないけど)
兄と妹の…です。

作者天才か…？

作者さんの別の作品が好きで、この話も３年ほど前に買って久々に読み返したら、最高に切なくて『なんでこれ忘れてたんだ！』と頭を抱えました。
月に口づけ、本当に最高のまとめでした。
悲しいけど最高に人から愛される話で、震えました。

心に残る深く切ないお話。

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天野先生の描く美しい絵と世界観が好きです。
表題作の『月にくちづけ』のみ
読みました。

血の繋がった兄と妹のお話。
初めは同作者さんの『山手奇譚』（こちらは義兄妹の恋愛）の続編かと思ったのですが、そういうわけではないようですね。

てっきり親友と妹が相思相愛で、
逆上したお兄ちゃんが無理矢理〜な展開なのかと思いましたが、違いました。
初めてのｷｽから2人が結ばれるところは とても綺麗に描かれています。
濃厚なｴﾛが読みたい方には不向きかもしれません。
私は葛藤や切なさが伝わってきて、泣きそうになりました。
最後の最後で意外な展開…だと個人的に思っていますが
少し『あれ? もしかして親友が好きなのは…』と思わせるｼｰﾝで終わってしまいました。
みなさんはどう思うでしょうか。

天野先生の作品をいくつか読んで思った事は、どれもすごく大事に描かれているなぁ という事。
ｷｬﾗやｽﾄｰﾘｰもそうだし 何より心情が丁寧に描かれていて
読んでいて何だかﾎｯ とします。
大事に丁寧に描かれているから
安心して物語の中へ沈んでいける。
ただの禁断の恋物語ではない、
出会えて良かったと思える作品でした。
近親ものが苦手な方でも読みやすいかと思います。